天皇陛下 「生前退位」の意向と今昔からの流れ

2016年07月13日夜、 天皇陛下 「生前退位」の意向示される とのニュースが飛び込んできました。
書きたいことも沢山あったのですが、和歌山・京都へのライトワークを決めておりましたので、そちらを優先して動いておりました。やっと、記載させて頂く時間が出来ましたので、ニュースの内容と私の知ることを書き記しておきます。

天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。

天皇陛下は82歳と高齢となった今も、憲法に規定された国事行為をはじめ数多くの公務を続けられています。そうしたなか、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。天皇陛下は「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」と考え、今後、年を重ねていくなかで、大きく公務を減らしたり代役を立てたりして天皇の位にとどまることは望まれていないということです。

こうした意向は、皇后さまをはじめ皇太子さまや秋篠宮さまも受け入れられているということです。天皇陛下は、数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。これについて、関係者の1人は「天皇陛下は、象徴としての立場から直接的な表現は避けられるかもしれないが、ご自身のお気持ちがにじみ出たものになるだろう」と話しています。

(NHK『 天皇陛下 「生前退位」の意向示される 』のニュースより)

天皇陛下は、「象徴としての務めを果たせるものが天皇の位にあるべきで、十分に務めが果たせなくなれば譲位すべきだ」という考えを一貫して示されておられるようです。

8月に入り、天皇陛下ご自身からのお言葉があるようですので、その時をしっかりと待ちたいと思います。

生前退位、海外では例が多い

海外の王室では国王らが自らの意思で地位を譲る例が珍しくない。主に高齢や健康上の配慮といった理由で古くから退位してきた。特に欧州ではここ数年、高齢な国王らの退位が相次いでいる。

日本の皇室と親交の深いオランダ王室は、2013年1月、当時74歳だった在位33年のベアトリックス女王が「新しい世代に委ねる時だ」とし、退位を表明した。約3カ月後に長男のウィレム・アレクサンダー国王に譲った。憲法で退位時の継承方法を定めており、ベアトリックス女王まで3代続けて自ら退位した。

スペインはフアン・カルロス1世が14年6月に国王を退位し、長男のフェリペ6世が即位した。当時76歳と高齢で健康不安を抱えていたうえ、次女の公金横領疑惑など王室に不祥事が相次いでいたことが理由とみられた。退位の意向を受けて政府が必要な法改正を速やかに進めた。

ベルギーも13年7月、当時79歳で在位20年だったアルベール2世が国王を退位した。高齢などが理由で、長男のフィリップ国王が即位した。

英国では90歳のエリザベス女王が在位64年と歴代最長だが、これまで退位が検討されたことはない。英王室に生前退位の規定はなく、本人の意思によるとされる。英国はエリザベス女王の伯父にあたるエドワード8世が1936年、米国人女性と結婚するために在位1年弱で国王を退位した。

アジアでは04年にカンボジアのシアヌーク国王が退位を表明した。「国王は終身」という憲法を改正して息子のシハモニ殿下に譲った。ブータンは06年にジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王が父親から生前譲位を受けた。

(2016年7月14日付日本経済新聞より)

2016073001s

 

日本の生前退位について調べてみました。

現在の皇室典範(昭和22年制定)には、退位の規定はないそうです。ので、生前退位には、改定か、特別立法が必要となるそうです。

皇室の歴史では、昭和天皇まで124代の天皇のうち、半数近くが生前譲位しているそうです。最後に生前譲位をしたのは、第119代光格天皇(1817年5月7日に仁孝天皇に譲位)されたそうです。以降 現在までおよそ200年間、譲位は行われておりません。

飛鳥時代645年、35代の皇極天皇から孝徳天皇に譲位したのが始まりだとされます。平安時代は、生前譲位は頻繁に行われたそうです。

譲位した天皇には、最高の天皇という意味を表す『太上天皇』の尊称が贈られ、『上皇』という通称でも呼ばれています。確か、小学校だったかの社会の教科書で見たような覚えがあります。

しかし、明治半ば、大日本帝国憲法とともに定められた旧皇室典範から譲位が強制され政治的混乱が起きたことから、皇位の継承は天皇の崩御に限られるようになったそうです。

神武天皇即位から(皇紀)2676年となる今年2016年、過去からの約束を果たすように大きく動いています。明治維新以来の欧米との関わり方や戦後からのアメリカとの関わり方にも大きな転換期を迎えているようです。

ヨーロッパやイギリスも大きなエネルギーが動き、EU離脱なる思いもよらぬ方向へ舵を切ったようにも見えますが、これも過去からの約束といえる大転換のひとつの動きです。

私は、世界の植民地が解放された時のような激しい争いが起こらず、調和的に進んでいくことが望ましいと思っております。

日本国は、第二次世界大戦を機に、台湾の統治も含め植民地化について、新たなる時代を迎えていきました。

良くも悪くも、経済、政治、衣食などの急速な欧米化が進みました。が、いま、改めて、日本人らしい自然との共生の在り方について、熟考、選択する時代がやって来ています。

食べものひとつとっても、過剰管理と化学物質まみれの畜産物の必要性、植物界もしかりですが、過剰な農業バイオテクノロジーについても、しっかりと考えて直さなければならない時期が来ております。

話は横道に反れますが、私は昔食べた土の香りがほんのり残る冬のほうれん草がとても好きです。根元は、ピンク色に色づくあのほうれん草をお浸しにして頂くのがとっても好きです。

調べてみますと、あの根元には、ポリフェノールやマンガンが含まれているそうです。マンガンは、母性や愛情に深く関連するミネラルでもあります。

昔のものに拘り過ぎて、いまの進化を否定するつもりではありませんが、自然の法則を無視する進化については、いま一度見直す時期が来ているように思います。

秋分前後からは新たな動きがより活発化し、龍やスサノヲの大解放にも拍車がかかり、政治や経済、宗教の在り方も著しい変化が求められています。

あるべき場所へ遷都していく動きもより活発化していきます。そして、レムリアからの自然の在り方にそぐわぬものは、どんどん崩壊していきます。

それに合わせるように、私は私に出来ることを命の根源から望む動き、ライトワークをさせて頂きます。